2026.06.09
工事工程 水盛遣方 水盛を可視化する
みなさま、ごきげんよう
カクイチA-SITE伊那インター店でございます。
「倉庫や車庫、どうやって建てていくのかなぁ?」
を一つずつお話しております。
初回は、1地縄張り でした。
前回は、2水盛遣方(みずもりやりかた)の途中までお話しました。
基礎工事に入る前に、「基準線」を作る方法です。
今回は、
「地面より少し高い位置」に、
水平を出す具体的な方法を見ていきたいと思います。
では、早速参りましょう!
工事工程
2 水盛遣方(みずもりやりかた)
③ ホースに水を満たして水盛を出してみましょう
昔の人は、管と水を使って水平を出していました。
まずは、頭の中で
「透明なビニールホース(長さ10メートルほど)」をイメージしてみてください。
この中に、
水道から水をジャーっと流し込んで、
ホースの中を100%水だけでいっぱいにします。
空気が入ると正確な水平が出ません。
ホースを揺すって空気を追い出し、空気を抜きながら水で満たします。
水がこぼれないように、
両方の端を親指でギュッと押さえます。
そのホースを、
2人の職人さんで手分けして持ちます。
Aさんは建物敷地の「右側の角」へ、
Bさんは建物敷地の「左側の角」へと、
ホースを引っ張って離れます。
ホースの真ん中は地面にダラーンと垂れ下がった状態です。
目的の場所に立ったら、
2人ともホースの端を「上(空)」に向けます。
ホース全体が、横から見ると大きな「Uの字」のようになります。
せーので、フタをしていた親指をパッと離します。
親指を離すと、何が起こる?
もし、Aさんがホースの端を「胸の高さ」に持っていて、
Bさんが「お腹の高さ(Aさんより低い位置)」に持っていたとします。
親指を離してフタをあけた瞬間、
高いところにいるAさんのホースから、
水が重力でグググッと下がっていき、
低いところにいるBさんのホースから、
水がポコポコと盛り上がってきます。
そして、
「Aさんのホースの中の水面の高さ」と
「Bさんのホースの中の水面の高さ」が、
地面に対して完全に同じ高さ(水平)になった瞬間、
水の動きがピタッと止まります。
これを「連通管の原理」と言います。
完璧な水平ラインの出来上がりです。
この一連の動き、
イメージが湧きましたでしょうか…?
この空中に現れた水面を基準にすることで、
離れた場所同士でも、
完璧な水平を測ることができるのです。
今回は、
2 水盛の出し方を昔の方法、ホースに水を満たしたイメージでお話いたしました。
次回は、現代のテクノロジーでの計測をお話ししたいと思います。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。
次回も、お付き合いいただければ幸いです。
【建築・工事工程シリーズ 次回予告】
次回は、「2水盛遣方(2)水盛
④ 「現在のテクノロジーで計測する」所からお話をしたいと思います。
次回もお付き合いいただければ幸いです。
本日は、ありがとうございました。
みなさま、ごきげんよう。