2026.10.04
工事工程 11 足場設置工事 同じ足場でも、立場によって見え方が違う?
みなさま、ごきげんよう!
カクイチA-SITE伊那インター店でございます。
こちらのブログでは、
という疑問を、一つずつ紐解きながらお話ししております。
前回は、基礎工事の仕上げとなる
「型枠外し・埋め戻し工事」についてお話ししました。
基礎が整い、ここから工事はいよいよ地面から上へと進んでいきます。
今回のお話は、
「足場設置工事」
です。
建物が完成すると取り外され、姿を消してしまう足場。
けれど、職人さんの安全だけでなく、
作業のしやすさ、施工品質、そして工事全体の段取りを支える大切な設備です。
今回は、そんな足場を、
- 足場とは?
- 外部足場と内部足場
- お施主様から見た足場
- 職人さんから見た足場
- 施工・管理する側から見た足場
- 足場と「段取り」
- 次回予告
それぞれの立場から見てみたいと思います。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
1.足場とは?
足場とは、高い場所などで作業をするために設ける仮設の作業設備です。
倉庫やガレージの工事では、建物が立ち上がっていくにつれて、
地上からでは手の届かない場所での作業が増えていきます。
屋根や外壁などの作業を、安全に、そして作業しやすい状態で進めるために足場を設置します。
完成した建物の一部として残るものではありません。
それでも、建物をつくっていく過程では欠かすことのできない存在です。
2.外部足場と内部足場
施工の高さなどによって、現場では、
建物の外部だけでなく、内部にも足場が設置されています。
建物の外側につくられる外部足場。
外壁や屋根まわりなど、建物の外側から行う作業を支えます。
そして、
建物の中につくられる内部足場。
倉庫やガレージは高さがあるため、
建物内部の高い位置で作業をするときにも、
足場が必要になることがあります。
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
建物の形や工事内容によって、
必要となる足場も変わってくるのですね。
※足場には、いろんな種類があります。
設置方法はそれぞれで、建物・現場条件・施工内容などによって異なります。
3.お施主様から見た足場
お見積りをご覧になったとき、
と思われることもあるかもしれません。
完成したときには取り外され、
建物そのものには残らないからこそ、
そう感じるのも不思議ではありません。
でも、その足場の上では、
職人さんが建物をつくるためのさまざまな作業を行っています。
- 安全に作業できる場所をつくること
- 必要な位置まで、きちんと手が届くこと
- 無理のない姿勢で作業できること
足場は、完成した建物からは見えなくても、
建物をつくるために必要な作業環境なのです。
4.職人さんから見た足場
今度は、実際にそこで働く職人さんから見てみましょう。
高い場所での作業には危険が伴います。
だからこそ、何よりも大切なのは安全です。
でも、安全な作業は、
足場に上がってから始まるわけではありません。
足場に上がる前に、
頭の中ではすでに一度、足場に上がっています。
- どこから上がるのか
- どこで作業するのか
- 何を使うのか
- どの順番で進めるのか
実際に身体を動かす前に、
頭の中で一度作業を思い描いておきます。
それも、安全に仕事を進めるための大切な準備です。
そして足場は、安全のためだけにあるわけではありません。
必要な場所で安定して作業できることは、
作業のしやすさにもつながります。
無理な姿勢ではなく、
必要な場所できちんと作業できる環境を整えること。
それは、施工を確実に行い、
品質を支えることにもつながっていきます。
足場は、職人さんにとっての「仕事場」でもあるのですね。
5.施工・管理する側から見た足場
さらに、工事を手配・管理する側から見ると、
足場にはまた違った役割があります。
ただ、
というだけではありません。
この先、どんな工事があって、
その前に何を済ませておく必要があって、
いつ足場を設置するのか。
足場があるうちに、何を終わらせておくのか。
工事全体を見ながら、
順番を考えて手配していきます。
6.足場と「段取り」
工事は、一つの作業だけを見て進めるものではありません。
次の工程、そのまた次の工程まで考えながら進んでいきます。
現場に立つ前に、
まず頭の中で一つずつ工事をしてみて、
建物が完成するところまで頭の中で進んだら、
今度はそこから逆算して、巻き戻していく。
「その準備をするには、さらにその前に何をしておく?」
そうやって順番を一つずつ確認してから、
実際の現場へ立ちます。
段取りとは、
単に予定を決めることだけではありません。
完成から逆算して、
今やるべきことを考えること。
それも、工事をスムーズに進めるための大切な仕事です。
せっかく足場を設置したのに、あとになって、
となれば、もう一度足場が必要になることも考えられます。
だからこそ、足場があるうちにできる作業を考え、
次の工程を見ながら進めていきます。
足場そのものを見るだけでは分かりませんが、
その裏側では、
すでにこの先の工事まで見据えた準備が始まっています。
同じ足場を見ても、立場によって見えているものは少しずつ違います。
お施主様から見れば、
工事のために必要な費用。
職人さんから見れば、
安全に、きちんと仕事をするための仕事場。
施工・管理する側から見れば、
工事全体を考えて手配する、工程と段取りの一部。
立場は違っても、その先にあるものは同じです。
- 安全に
- 作業しやすく
- 品質を確保しながら
- 工事を順序よく進めていくこと
完成すると姿を消してしまう足場。
だからこそ、完成した建物を見るだけでは分からない、
工事中の大切な役割があります。
7.次回予告「資材搬入工事」
次回は、建物をつくるための資材が現場へ搬入されます。
でも、資材は「届けばOK」ではありません。
数はそろっている?
キズや変形はない?
建て方まで、きちんと保管できている?
建物を組み立てる前に確認しておきたい、
大切な工程です。
そんな「資材搬入工事」についてお話しします。
次回も、一緒に見ていきましょう。
最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。
みなさま、ごきげんよう!