2026.08.25
工事工程 7 基礎配筋・型枠工事(2)型枠工事 コンクリートを受け止める、「器」をつくる
工事工程 7
基礎配筋(きそはいきん)・型枠工事(かたわくこうじ)
(2)型枠工事
みなさま、ごきげんよう!
カクイチA-SITE伊那インター店でございます。
こちらのブログでは、
という疑問を、一つずつ紐解きながらお話ししております。
前回は、基礎の中に入る鉄筋を組み立てる
「基礎配筋」
についてお話ししました。
今回は、その続き。
「型枠工事(かたわくこうじ)」です。
今回の記事
- 型枠工事とは?
- どんな素材を使うの?
- かぶり厚って?
- 側圧と固定の大切さ
- 剥離剤を使って
- 脱型について
- まとめ
- 次回予告
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
1.型枠工事(かたわくこうじ)とは?
基礎配筋が、基礎の中の
「骨組み」
をつくる作業だとすると、型枠工事は、
「器」をつくる作業
です。
まだ固まっていないコンクリートは、どろどろとした状態です。
そのコンクリートを決められた場所へ流し込み、固まるまで正しい形を保つ。
そのためにつくられる枠が、
「型枠」
です。
型枠の位置や寸法は、完成する基礎の形にダイレクトに関わります。
そのため、正確に組み立てることが大切です。
2.型枠に使われる主な素材
型枠には、さまざまな種類があります。
代表的なものが、
鋼製型枠(メタルフォーム)
と
木製型枠
です。
鋼製型枠(メタルフォーム)
金属でできた型枠です。
丈夫で、繰り返し使用することができます。
同じような形を連続して施工する場合などに向いています。
木製型枠
合板などを使ってつくられる型枠です。
加工しやすいため、現場の形状に合わせて施工しやすいことが特徴です。
建物や基礎の形によって、適した型枠が使い分けられています。
3.大切な「かぶり厚」
型枠工事を見るときに、ぜひ知っておきたい言葉があります。
それが、
「かぶり厚(かぶりあつ)」
です。
かぶり厚とは、
鉄筋の表面から、完成したコンクリートの表面までの距離のことです。
鉄筋がコンクリートの中で適切な位置に納まるよう、一定の距離を確保します。
かぶり厚には、次のような大切な役割があります。
- 鉄筋を錆びにくくする
- 火災時の熱から鉄筋を守る
- 鉄筋とコンクリートを適切に働かせる
かぶり厚が不足すると、鉄筋が錆びやすくなり、ひび割れやコンクリートの剥離につながることもあります。
見えなくなってしまう部分ですが、建物を長く使うためには、
とても重要なポイントです。
4.コンクリートの圧力に耐える「型枠締め」
型枠は、ただ板を並べればよいわけではありません。
生コンクリートは、とても重いものです。
型枠の中へ流し込むと、外側へ押し広げようとする力がかかります。
「側圧(そくあつ)」
といいます。
型枠の固定が弱いと、型枠が膨らんだり、ずれたり、場合によっては破損したりすることがあります。
そうなれば、基礎の寸法や形にも影響してしまいます。
そこで、次のような部材を使います。
- セパレーター
- フォームタイ
- 支えとなる部材
これらを使い、型枠が動かないよう、しっかり固定していきます。
一見すると単純な「枠」ですが、実は、
という大切な仕事をしています。
5.きれいに外すための「型枠剥離剤」
型枠には、
「型枠剥離剤(かたわくはくりざい)」
が使われることがあります。
型枠の内側にあらかじめ塗っておき、コンクリートが固まったあと、型枠を外しやすくするためのものです。
- 型枠をきれいに外す
- コンクリート表面の仕上がりを整える
- 型枠を再利用しやすくする
そんなところにも、現場の細かな工夫があります。
6.型枠は、すぐには外しません
コンクリートを流し込んだあとも、型枠の仕事は続きます。
コンクリートが必要な強度に達するまで、適切に養生しながら、一定期間待ちます。
そして、十分な状態になったところで、型枠を取り外します。
「脱型(だっけい)」
といいます。
型枠を外すと、それまで隠れていたコンクリートの基礎が姿を現します。
型枠をつくり。
コンクリートを流し込む。
少しずつ、「建物を支える基礎」が形になっていきます。
7.まとめ
基礎配筋が、「骨組みをつくる作業」なら、
型枠工事は、「コンクリートを受け止める器をつくる作業」です。
ただ囲うだけではありません。
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